マーダーミステリーは怖くないよって伝えたい話

遊んだシナリオの感想を書いていたら、保存し損ねてパァになってしまいました。涙。

気分転換に、感想とは違う別の話題でブログを書いていこうと思います。

 

(マダミスへの参加を)迷える子羊へ

マーダーミステリーに興味を持ってくれた友人が、みんな揃ってこう言うんです。

それでは聞いてください

「でも人狼ゲーム苦手だからなあ……」

 

このような、『マーダーミステリー に興味はあるけど参加を躊躇する理由』について。皆さんもどこかで聞いたこと、あるいはツイッターで見かけたことありませんか?

 

私が実際に聞いた言葉じゃないけど、他に想像できるのは

「楽しそうだけど、セリフがあるって演技するってこと?無理無理!」

「RPがたくさんできるのは楽しそうだけど、犯人当てなんてできないよ……」

「謎解きや推理は好きだけど、議論や交渉には抵抗があるなあ」

「やってみたいけど犯人になったらどうしよう!!」

などなど。

他にも色んなね、なんか、あると思うんですよ。

 

そんなマダミス怖がりさん達に、声を、いや文字サイズを大にして伝えたい。

「マーダーミステリー怖くないよ、楽しいよ!!」

ってね!!

 

マダミスに興味を持ち始めた人の背中をほんのちょっと押せる記事になったらいいなあと思って書いていきます。

 

 

いったい何が怖いのか

マーダーミステリーの参加を躊躇する要素、だいたいこんな感じでしょうか。

  • 議論が怖い
  • 演技が怖い
  • 推理ができなくて怖い
  • 犯人になるのが怖い
  • そもそも知らない人と遊ぶのが怖い

他にもあるかもしれないけどひとまずこのくらいで。

これらの不安を、ひとつずつ解消していきましょう。

 

議論が怖い

いわゆる「人狼ゲーム苦手だからなあ……」ってやつですね。私も苦手です。でもマーダーミステリー を楽しんでいます。だから大丈夫!

とはいえ、苦手の度合いにも個人差がありますよね。苦手に感じる(と思われる)部分を細かく分けて考えてみましょう。

 

  • 議論に参加できるか不安

議論の展開が早いと発言するタイミングが無かったり、黙ってると怪しまれたりしますから、苦手な人は不安に思うかもしれません。でも大丈夫。マーダーミステリーは発言も大事ですが聞くことはもっと大事。鋭い人がぽろっと重要なことを言うことがあるかもしれませんからね。

どうしても苦手だって人は、「密談のみ」のシナリオに参加してみてはいかがでしょうか。密談とは2〜3人で内緒話をするルールのこと。全体の議論が無く少人数の会話で進行するのであれば、少しは気が楽になりませんか?

『妖狐の村』は密談のみで進行するシナリオです。よかったらチェックしてみてくださいね。

 

  • 「自分が疑われて問い詰められるのが怖い

これはまあ、このゲームは騙し、騙され、疑い、疑われるのが付き物なので割り切って遊ぶしか無いと言ってしまえばそれまでですが、誰だって問い詰められるのは嫌です。慣れてしまえばどうってこと無いのですが、マーダーミステリーを遊んだ事が無い人にとっては慣れも何も無いですよね。

どうしても苦手意識がある人は、個人ミッションが忙しいシナリオに参加するのがよいでしょう。『誰が勇者を殺したか?』は、個人ミッションに気を取られすぎて犯人探しの議論が疎かになる(個人の感想です)ので、問い詰められる機会も少なくなるのではないでしょうか。年内に定期公演は終了してしまうので、気になる人はお早めにチェックしてみてくださいね。

 

  • ギスギスした空気が嫌

議論が白熱してくると、言葉の勢いが強くなってしまうことはあるあるかもしれませんね。私もそういう雰囲気は少し苦手です。これは同卓したプレイヤーによるところもあるかもしれないので、何とも言い難いのですが……。

でも安心してください。ギスギスしにくい作りになっているシナリオもあります。オンライン販売のシナリオ『宇宙ゴリラパンデミック!』は、プレイヤーはゴリラ化するウイルスに感染してしまい、進行度によってどんどん「ウホ」しか言えなくなってしまいます。どうです?ギスギスしにくそうでしょう?

 

演技が怖い

マーダーミステリーは物語の登場人物になって遊ぶゲームなので、「役になりきったり、演技しないといけないの?」と思われる人もいるかもしれませんが、必ずしもそんなことはありません。けっこう皆さん、自分の言葉で話しているものですよ。

シナリオによってはオープニング・エンディングの台本があり、セリフを読む場面がありますが、これに苦手意識を持つもいるんじゃないでしょうか。でも、役者さんのようなお芝居をしてセリフを読む人は稀です(ノリノリで読むのそれはそれでとっても楽しいです)。教科書の音読のようなもの、そんな風に考えれば、多少抵抗感は無くなるのではないでしょうか。

でもどうしてもセリフを読むのは嫌!という人は、セリフの無いシナリオを狙って参加してみるとよいでしょう。『誰が魔王を殺したか?』はキャラクターとしての自己紹介はありますが、ストーリー仕立てのセリフはありません。このブログの感想記事でもセリフの有無には触れていきますので、よかったらチェックしてみてくださいね。

 

推理ができなくて怖い

自分に推理ができると思えない、自信がない。そんな風に思われる人もいるんじゃないでしょうか。特にマーダーミステリー のRP要素に強く惹かれている方には多そうですね(と、勝手に思っています)。

でも安心してください。ノリと勢いで案外なんとかなるものです。推理も外したし個人ミッションも不達成だけどRPで活躍したからとっても楽しい!!そう思った公演もありました。

でもどうせやるなら格好良く推理したいですよね。私もです。そんな人は捜査や議論で

《死亡推定時刻の特定》

《その時間のアリバイの有無》

この2点に特に注意してみると良いと思います。私も今度からやってみようと思います(できてないんかい)。

頑張って推理しても外しちゃった時は?ちょっとの悔しさは感じても、落ち込む必要はありません。きっと犯人役の人が上手かったのです。

マーダーミステリーは真実を暴くゲームではありません(目標ではあるけども)。プレイヤー達が紡いだ物語の過程と結末を楽しむ遊びだと、私は思っています。

 

犯人になるのが怖い

私もいつもドキドキです。犯人役は苦手です。でもなったらやるしかありません。運次第で誰でも犯人になり得ます。当然、初心者でも。

でも「犯人になりたくないからやらない」は、せっかくマーダーミステリーに興味を持ったのに、もったいないではありませんか。大切なことは「犯人になってしまった時、どう立ち回って楽しむか」だと思います。

「そんなこと言われても、どうしたらいいかわからないよ!」という人に、犯人の立ち回りの初歩的な(しかし、重要な)のことをお伝えします。

ズバリ、《他人のアリバイを聞く》です。これは大事です。特に密談で事件当時の行動を聞かれた時は、逆に聞き返すくらいの気持ちでいるといいでしょう。

私があるシナリオで犯人役をやったとき、「他人のアリバイを聞かないのは、犯人の事件当時の行動を知っているから=犯人(の行動を知っている人)」と読み取られ、見事気付かれてしまいました。感想戦でそのことを教えてもらってよかったです。分かっている人からしたら基本中の基本かもしれませんが、犯人役の立ち回りがわからない私のような人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

それでも犯人役をやりたくない、不安だという人には、『フィネガンズウェイク』という団体のシナリオをオススメします。犯人役が1番美味しくなるようなシナリオ傾向なので、もし犯人になったらラッキーかもしれませんよ!?

 

そもそも知らない人と遊ぶのが怖い

プレイ時間およそ3時間で、ほぼ会話する遊びですから、もしかしたら嫌なことをしてくるプレイヤーもいるかもしれない……と不安に思う気持ちもわかります。

そんな人は、まず少人数向けのシナリオで、可能なら友人を集めて遊んでみてはいかがでしょう。オンライン販売、あるいは無料公開のシナリオは4〜5人向けのものが多くあります。

「でも4人も集まらないよ!」という人は、思い切ってオンラインセッションの募集に飛び込んでみるという手もあります。店舗型のシナリオで知らない人同士7〜10人くらいと対面で3時間話すよりかは、顔の見えないボイスチャットで4〜5人と1時間半会話するほうが、いくらかハードルは低いのではないでしょうか。

私のツイッターでは時々オンラインセッションの募集をしていますので、見かけたらお気軽にリプライをいただけましたら幸いです。

 

まとめ

どうでしょう、マーダーミステリーへの恐怖心は薄れたでしょうか。読む前と後とで、少しでも(良い方に)変わっていたらいいなと思います。もしこの記事を読んで、やりたくなくなった人がいたらすみません。そういう人が少ないことを祈ります……。

不適切な表現がもしありましたら、そっと教えてくださいね。

 

また、それぞれの項目でオススメシナリオについて少し触れていますが、後々ブログでも別個に感想の記事を書くつもりです。ここでは紹介できなかったシナリオも詳しく書きたいと思っていますので、よかったらチェックしてみてくださいね。

 

よきマダミスライフを!